にぼし帝国

煮干しの徒然なる日々です。主に旅行記。

日本の労働について

どうもー、にぼしです。

 

最近の話ですが、転職をしまして。(結構前の話)

同業界なのですが、給料が上がるわ今までより早く帰れてるわ(1か月しか働いてないけど)なかなかいい転職をしたのではないかと思っています。

(※お金はもらえるが死ぬほど働かされる業界)

 

転職をしたという話を同業界の人に話すと必ず聞かれるのが「どう?忙しい?(心の声:給料上がったんだろ?今までよりもちろん忙しいよな?社畜だよな?)」という話です。

 

笑顔で「早く帰れてる!」と答えると、もちろんみんな「それは何より!」と返してくれるのですが…

 

平均9時前後に帰っているのは、早いのだろうか…?

 

個人的には9時に会社を出れば軽く家の掃除もできるし、ごはんを食べてから3時間後に寝ると考えても25時頃には健康的に生活できていると思っているのですが、

改めて考えてみると、

 

9時に会社を出るって、十分社畜じゃないか…?

 

裁量労働制なのであまり残業時間は気にしなかったのですが、9時に帰宅って月平均残業60時間なわけで。

過労死はいかないけど、一般企業からしたら十分遅い時間なんだよね、と。

 

残業がどうこうというよりは、新卒からこの業界に飛び込んでこの感覚が染みついてしまっていることが、何より恐ろしいと思いました。

 

多分だけど、労働は1日5時間くらいがちょうどいいと思うし、それで週休3日くらいが人間として文化的な生活が保てると思います。

きっとそう考えている人は少なくないはずで、みんな休みたい!と思うのは同じ考えだと思うのですが、もう1つ恐ろしいと思っていることが。

 

プレミムフライデーが導入された時、しばしばネットニュースなどで「プレミアムフライデーが導入されても仕事量が変わらないんだから、土日に働くことになるだけ!無駄だ!」という意見を見ました。

 

でも冷静に考えると少なくとも会社に属している私たちは「成果」を売るというよりは、会社に「労働力(≒労働時間)」を売っているわけで、働く時間が削られる=純粋な労働時間が減るだけであるべきだと思うんですよね。

そこに対して「成果を出すだけの時間が減るだろばーか!」と言う日本人は、(私も含めて)責任感まじで強すぎだと思います。

 

労働時間が減ったなら、その分出すべき結果(≠成果)も削って当然だよねという契約を再度結ぶべきなのではないかと。

日本人、諦めも学ぶべきだよー。きっと。

 

これはきっと、ムラ社会が染みついていることによる弊害なんでしょうね。

 

古くは田畑を耕していた時代から、「今日プレミアムフライデーにしようぜ!」なんて言った日にゃあ仲間全員から「そんなこと言ってたら農作物育たねえだろうが!」と言われるやり取りが繰り広げられていたのではないかと。

 

そんなことから、今の労働体系というのは日本に向いていないのではないかな、と思った次第であります。

 

何が言いたいかっていうと、仕事やめたいなーということです。(転職1か月)